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クエスチョニングとは・意味

クエスチョニング

クエスチョニングとは?

クエスチョニング(Questioning)とは、自身の性自認(自分として認識している性)や性的指向(好きになる相手の性)などをまとめた「SOGI」が定まっていない状態の人を指す。

たとえば自分は男性で異性愛者だ、とはっきり認識しているのではなく「中学まで男として生きてきたけれど、違和感があるかもしれない」「女性が好きだと思っていたけれど、実は男性も好きかもしれない」など、確定ではないものの、性に関する何かしらの違和感を持っている。現状決まっていないだけでなく、自分に性別は無い、またはずっと定まることはない、と認識している人もいる。

昨今広まっているLGBTQという言葉のなかの「Q」は、クィアと同時にクエスチョニングも指す。LGBTQも含めた性的マイノリティというと、自分の体の性と違った性表現(たとえば派手な女装をする男性など)をする人、というイメージを持つ人もいるが、見た目や喋り方、一人称などといった特徴で「その人がクエスチョニングかどうか」「性的マイノリティかどうか」はわからない。

アメリカ心理学会は、2002年に発行したパンフレット『性的指向と同性愛に対する理解を深めるために』の中で以下のように述べた。

青年期は実験の時期であり、多くの若者は、自己の性的な意識に疑問を持つようになる。自身の性的な意識に気付くことは、通常の青年期の発育過程である。青年期の人は、同性愛的な感覚や自己の性的指向に迷いを引き起こすような体験をすることもある。個人によっては、この迷いが原因となり、鬱病を引き起こすケースもある。

Answers to your questions For a better understanding of sexual orientation and homosexuality より

このように、年齢を重ねる過程で自分の性的な意識に違和感を抱くことは、またクエスチョニングとなることは、ある種自然なことだと説明されている。

クィアやXジェンダー、ノンバイナリーとの違いは?

クエスチョニングと関連した言葉として、クィアやジェンダーフルイド、Xジェンダー、ノンバイナリーなどの言葉が挙げられる。それぞれの特徴と違いを見ていこう。

■ 性的マイノリティの総称

  • クィア:すべての性的マイノリティのこと。クエスチョニングと同じくLGBTQの「Q」にあたる

■ 性的マイノリティに関して、違いを持つ言葉

  • ジェンダーフルイド:性が流動的。状況や時間によって、性が変わる。
  • Xジェンダー:自身の性自認を「男性・女性」という二つの枠組みに当てはめない。性的指向に関しては不問
  • ノンバイナリー:自身の性自認を「男性・女性」という二つの枠組みに当てはめない。さらに、どの性別として振舞うか、どのような恰好をするかなどの「性表現」も従来の性の枠組みに当てはめない。性的指向に関しては不問
  • クエスチョニング:性自認・性的指向の2つが定まっていない、あえて決めていない

クィアは、ヘテロセクシュアル(異性愛者)、シスジェンダー(生まれたときの性と自身の性自認が一致している)以外のすべての性的マイノリティを指す言葉だ。その点では、クエスチョニングやXジェンダー、ノンバイナリーすべて「クィア」という一語の中に含まれていると言える。

「性は流動的」な人もいるということ

まとめて簡単に言うと、クエスチョニングはこのような状態である。

  • 自身の性自認が定まっていない人
  • 自身の性的指向が定まっていない人
  • 自身の性自認も、性的指向も定まっていない人

最近では、性的マイノリティにまつわるさまざまな言葉が登場しており、自身がどの性的マイノリティなのかどうかを判別する「セクシュアリティ診断」もある。そういった属性に自身を当てはめることで楽になる人もいれば、自身をカテゴライズしない方が心地よい人もいる。

性に関して発信することがよりオープンになってきた今、性的マイノリティの当事者ではなかったとしても、せめて(無意識も含め)攻撃はしないように気を付けることが、私たちにできることである。

【関連ページ】ジェンダーフルイドとは・意味
【関連ページ】ノンバイナリーとは・意味




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