デミロマンティックとは?
デミロマンティックとは、感情的な絆や信頼関係が築かれている関係の人に対してのみ、まれに恋愛感情を抱くセクシュアリティのことである。
このように説明すると、「全員がそうではないのか」と思う人もいるのではないだろうか。しかし、デミロマンティックの人は、深く誰かと精神的に繋がるまでは恋愛感情を抱かないとされている。
一目惚れをしたり、全く知らない人に恋に落ちたりするケースはほぼ皆無である。デミロマンティックの人は、初めてのデートで恋に落ちるのではなく、長年の友情関係や信頼関係から徐々に恋愛に発展していくケースが多い。恋愛対象となる相手は親友のような存在の人や兄弟のような近い存在の人、頼れる上司のようなケースなどさまざまであるが、先述の信頼関係が共通している。
デミロマンティックの特徴
デミロマンティックは恋愛指向のひとつであり、グラデーションのように多様な特徴が存在する。ここでは基本的な特徴を紹介するが、必ずしもこの特徴だけが全てではないし、特徴に当てはまるからといって必ずしもデミロマンティックではないということを念頭に置いておきたい。
- 他者に性的魅力は感じやすいが、恋愛的な魅力はなかなか感じない。
- すでに親しい人に恋愛感情を抱きやすい。
- 恋に落ちることに難しさを感じる。
- 友人や周りの人が自分より多く一目惚れや好きな人を見つけているように感じる。
- 全く知らない人に恋する気持ちが分からない。
- 他者と距離を縮めるのが難しい。
- デートをするときはロマンチックなデートではなく、カジュアルな友達のような付き合いを求める。
デミセクシャルとの違い
デミロマンティックとよく混同されるセクシャリティがデミセクシャル(デミセクシュアル)である。デミセクシャルとは、精神的なつながりを感じる相手に対してだけ、性的な欲求を抱くセクシャリティ(性的指向)のことである。基本的には、デミセクシャルの人は性的欲求や性的興味を持たず、強い愛情や深い友情など精神的なつながりがある相手にだけ、性的な欲求を抱く。
つまり、デミセクシャルは性的指向であるが、デミロマンティックは恋愛指向のことであるという点に違いがある。
アロマンティックとの違い
デミロマンティックはアロマンティックのセクシャリティの一部と定義されることもある。アロマンティックはどんなジェンダーの人にも恋愛感情を抱かない人のことだ。
先述の通り、デミロマンティックはまれではあるが、強い絆を持つ人には恋愛感情を抱くことからアロマンティックの一部とされている。
この世の中にはさまざまな性のあり方が存在する。自分の恋愛指向や性的指向と心地よく向き合える世の中になるよう願う。
【参照サイト】ASEXUALITY, ATTRACTION, AND ROMANTIC ORIENTATION(The University of North Carolina at Chapel Hill)
【参照サイト】Demiromantic(COSMOPOLITAN)
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