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スローファッションとは・意味

ファッション

スローファッションとは?

スローファッションとは、アパレルのデザイン、生産・消費過程、ショッピングの仕方などを含め、地球環境に配慮したサステナブルなファッションの価値観のことである。2007年、ケイトフレッチャーによってファストファッションに対抗するものとして提唱された。

特徴は、環境、動物、人権など様々な社会問題に配慮して作られていることである。

環境

ファッション産業は大量生産・大量消費・大量廃棄が問題となっており、環境負荷が高い産業といわれている。

例えば、服を1着作るのに水2,300リットルが使用されている。原料の栽培や染色・プリント過程において化学薬品を使用するため、川や海に化学物質が流出し、生態系の破壊が懸念されている。また、生産過程だけでなく着用しなくなった衣類や売れ残り衣類の焼却にも大量のエネルギーを使用するため、二酸化炭素排出が多いことも問題となっている。

動物

近年、アニマルウェルフェアに対する消費者の意識が高まり、アニマルフリーファッションやクルエルティーフリーファッションが注目されている。アパレルの生産過程において、動物の命や権利を奪っていることもある。毛皮、フェザーダウン、ウール、アンゴラ、レザーは、多くの場合生きたまま皮を剥がされる。ヨーロッパでは、「脱毛皮」が宣言され、新しい素材を開発する動きが活発になっており、グッチやサンローランといったブランドを傘下に持つケリング(フランス)、アルマーニ(イタリア)は毛皮を使った商品の開発を停止。また、パリで創刊されているファッション雑誌ELLEも、毛皮を使った商品の掲載を停止している。

人権

2013年、ファッション史上最悪な出来事が起こった。バングラデシュのラナ・プラザ崩壊事故である。劣悪な労働環境下であったといわれているラナ・プラザビルには27のファッションブランドの縫製工場が入っており、若い女性が多く働いていた。この事故の犠牲者の多くは、この縫製工場で働いていた若い女性たちである。ずさんな安全管理と労働者の人権の扱いが問題になった。映画「ザ・トゥルーコスト〜ファストファッション 真の代償〜」は、このようなファストファッション産業の裏側に迫ったドキュメンタリー映画である。

わたしたちができるスローファッションアクション

わたしたちがファッションの社会問題に対してできるアクションを紹介する。

  • 「#FashionDetoxキャンペーン」:3ヶ月間新しいものを購入しない。
  • 「#whomademyclothes」:ブランドタグを撮影して投稿することで、消費者から生産者に対して生産の透明性を問いかけている。世界中のファストファッションに対してアクションを起こしている人の投稿が見れる。

#ThanksforMakingMyClothesで伝える、ファッションへの感謝の気持ち

  • 「#Mend It Mine」:汚れたり、穴が空いてしまった服を直したり、自由な発想でリメイクすること。ハッシュタグをたどれば、世界中のサスティナブルなアイデアを共有できる。

買う以外の選択肢を。個性を縫い付ける服のリメイクムーブメント「#MendItMine」

わたしたちが毎日身に纏うファッション。生産・消費過程の現場において環境問題や人権問題をはじめとする様々な社会問題と結びついている。世界中ではその社会問題を解決するアイデアやヒントが沢山生まれている。スローファッションもそのひとつのアイデアである。例えば、商品を選ぶ際にオーガニックコットンやリネン、ヴィーガンレザーを使用したアイテムを選ぶ、生産の透明性が明らかなアイテムを購入する、つくり手の顔がわかるアイテムを購入するなどエシカルな選択を心がけていくべきである。いまこそ、わたしたち一人ひとりが「つくる責任つかう責任」について考え、アイデアやヒントをもとにアクションを起こすときだ。

【参考サイト】Goodonyou 「What Is Slow Fashion?」
【参考サイト】環境省 「SUSTINABLE FASHION」




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