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ピンクウォッシュとは・意味

pinkwash

ピンクウォッシュとは?

ピンクウォッシュとは、「ゲイフレンドリー」を積極的に打ち出すことで、イスラエル政府がパレスチナ人への人権侵害を行なっている事実を覆い隠し、同性愛者に厳しいイスラム文化圏に比べてイスラエルが人権先進国であると正当化するイメージ戦略のことである。

実態が定かではないにもかかわらず、環境に配慮していると見せかけるグリーンウォッシュや、組織が社会的責任と称して広報・経済的な利益のために人道的な面をアピールするブルーウォッシュなどと同じく、「見せかけ」のイメージ戦略である。

ピンクウォッシュの「ピンク」は、世界的に広く用いられているLGBTQのシンボルカラーである。「ウォッシュ」は、表面上(見せかけ)という意味で用いられている。

ピンクウォッシュとして批判された事例

もともとはイスラエル政府の政策を批判する用語であるが、日本の自治体においてもLGBTQフレンドリーを全面的に押し出している一方、「ピンクウォッシュ」として批判されている事例もある。

  • 東京都渋谷区
  • 渋谷区は、「同性パートナーシップ証明」制度を導入し、LGBTカップルを結婚に相当する関係と認め証明書を発行したり、「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」を制定したりしている。LGBTの権利やダイバーシティに理解を示す一方で、ホームレスの人々を強制排除していることがピンクウォッシュとして批判された。

  • 大阪市淀川区 
  • 淀川区は、LGBT支援事業に力を入れている。2013年9月に全国で初めて行政として「LGBT支援宣言」を発表。性的マイノリティに関する正しい知識や理解を深め、マイノリティの人権を尊重したまちづくりを推進するために、区職員に人権研修を行い、積極的にLGBTフレンドリーを打ち出している。しかし、生活保護受給者に対する締め上げを行ってきたことがピンクウォッシュとして批判された。

「表面上」ではなく「本質」に基づいた取り組みを

ピンクウォッシュは、近年LGBTQに関する取り組みを実施する自治体や企業が増加していることを受け、さらに議論される問題となるだろう。このような実態が定かではない「〇〇ウォッシュ」。多様な人々や社会が直面している問題に目を向けて、「表面上」ではなく「本質」に基づいた取り組みを打ち出していく必要がある。

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【関連記事】 多様性ってそもそも何?その必要性を考える【ウェルビーイング特集 #21 多様性】
【関連ページ】 アライ(Ally)とは・意味
【参照サイト】 渋谷区 「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」
【参照サイト】 淀川区 淀川区LGBT支援事業とは




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