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ファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)とは・意味

ファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)とは、貧困や難民などに関わらず、誰もが取り残されることなく金融サービスへのアクセスでき、金融サービスの恩恵を受けられるようにすることを意味する。

途上国地域で暮らす貧困層の人々の中には、金融に関する知識の不足や与信力が原因で金融サービスへのアクセスが得られず、結果として貧困サイクルから抜けられないといった問題を抱えている人が多くいる。こうした貧困層に対して少額の融資をするマイクロファイナンスといった取り組みも、フィナンシャル・インクルージョンの一つだ。

また、昨今ではテロや紛争、環境破壊などによる難民の増加が世界的に問題となっているが、難民が移民先で最初にぶつかる壁が、この金融サービスへのアクセスという問題だ。本人確認書類を持たない難民は銀行口座の開設ができないため、結果として家を借りることができず、仕事を見つけることもできない。

こうした問題を解決するために、最近ではブロックチェーンを活用し、ソーシャルメディアなどのアカウントで本人確認を行う難民向けのクレジットカードサービスなども登場している。これらの取り組みもファイナンシャル・インクルージョンの事例だ。

金融に関する知識や金融サービスへのアクセスは、人々が経済的に安定した生活を送り、富を蓄積するための最初の一歩となる。そのため、ファイナンシャル・インクルージョンは世界の経済格差を縮小し、貧困を撲滅するうえでも非常に重要な考え方だと言える。

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