Browse By

Shecession(シセッション)とは・意味

Shecession

Shecession(シセッション)とは?

働く女性にとって他人事ではなくなった言葉の一つが、“Shecession”である。2020年から続く新型コロナウイルスの影響で離職・失業する女性「She」と、不況や経済後退をあらわす「Recession」を合わせた造語だ。

2020年にマッキンゼー・アンド・カンパニーとLeanIn.Org が発表したレポートによると、調査の対象者となった女性の4人に1人は、新型コロナで休校になった子供の世話などに追われ、職場が柔軟な対応をできないがために、キャリアのシフトダウンまたは仕事を辞めることを検討したという(※1)

また、アメリカの労働統計局が2021年4月に発表した調査によると、成人女性の失業率は2月の3.1%から約15%にあがった(※2)。それらのことから、アメリカメディアやSNSなどで「Shecession」という言葉が生まれる。当時、アメリカのカマラ・ハリス副大統領が当時、その状態を「国家緊急事態である」と発言したほどだ。

新型コロナが、特にワーキングマザーにとって大きな打撃となっていることがわかる。

働く女性が職場に復帰するための “Shecovery”

そんな中で、企業側がより柔軟な働き方を促進し、女性の職場復帰を促す“Shecovery(シカバリー)”という概念が登場した。

これは、コロナ禍で家事と育児をしながらも仕事をしたいと願う女性が、職場に復帰するためのシステムや取り組みを指す。アメリカの大手広告代理店ジェイ・ウォルター・トンプソン(JWT)が発表する、「2022年で最も重要なキーワード」の一つにも選ばれた言葉だ。

実際の取り組みとして、ITの巨人であるメタ社(元:フェイスブック)やツイッター社などは、女性の離職を防ぐため、そして従業員の健康的で柔軟な働き方のため、在宅勤務を基本とするポリシーを設けた。

他にも、写真共有サービスを展開するPinterestは、女性や育児をする人に向けた有給での育児休暇を設けているなど、現在さまざまな企業で、女性が復帰しやすい制度づくりが進んでいる。

女性の離職は、国全体の経済にも打撃を与える。これから、いかにShecessionを回避していくか。各企業の対応が問われていくだろう。

※1 Women in the Workplace
※2 Employment Situation Summary
【参照サイト】Why Some Women Call This Recession a ‘Shecession’
【参照サイト】‘The liberation of the workplace’: Industry experts sound off on 2022, the year of the ‘Shecovery’
【関連記事】Shecovery(シカバリー)とは・意味




用語の一覧

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行

ま行
や行
ら行
わ行
A
B
C
D
E
F
G
H
I
J
L
M
N
P
Q
R
S
T
V
W
X
数字

FacebookTwitter