ブルーカーボンとは・意味
ブルーカーボンとは・意味
ブルーカーボンとは、海洋生態系によって海中に隔離・貯留される炭素のこと。海中での海洋生物の作用によって吸収・固定された炭素を定量化し取引可能にすること(炭素のクレジット化)をブルーカーボンと呼ぶこともある。
ブルーカーボンという言葉は、世界中で生態系によって吸収される炭素の半数以上は海洋生態系に夜ものであるとして、2009年に国連環境計画(UNEP)が名付けた。また、 持続可能な開発目標(SDGs)の目標14「海の豊かさを守ろう」に当てはまる取り組みとして、世界各地で研究や活動が進められている。
グリーンカーボンとの違い
生物の作用によって吸収される炭素(CO2)のうち、森林をはじめとする陸地で吸収されるものをグリーンカーボンという。一般的に「光合成」と呼ばれているものは、グリーンカーボンに値する。2009年に国連環境計画(UNEP)がブルーカーボンについて言及したことをきっかけに、グリーンカーボンとブルーカーボンは区別して定義されるようになった。
国内でのブルーカーボンの活用例
神奈川県横浜市では、行政が主体となって「横浜ブルーカーボン」に取り組んでいる。横浜市に存在する140キロメートルの海岸線のうち、金沢区に位置する約1メートルを拠点にアマモ場として整備している。
また、横浜市の海洋沿岸でのエネルギー活用によってCO2を削減しそれを取引する「ブルーリソース」とブルーカーボンを合わせた、カーボン・オフセット認証取引制度「横浜ブルーカーボン」事業は、世界でも例がない先進的な取り組みである。
【参照サイト】環境省|カーボンオフセットフォーラム
【参照記事】UNEP|Blue Carbon – The Role of Healthy Oceans in Binding Carbon
【参照記事】海を守り、地域を潤す。横浜市のサステナブルな循環型事業「横浜ブルーカーボン」
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