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アグリフッドとは・意味

アグリフッドとは?

Agricultural neighborhoodsの略で、農業を基盤とした住宅コミュニティを指す。現在アメリカ各地で約150のアグリフッドが存在し、大都市周辺に位置するものもある。農園でありながら都市でもあるという緩やかさが、清く正しい暮らしを求めるアウトドア派の若者たちに人気らしい。

アグリフッドの中

開発業者によって多少の違いはあるものの、アグリフッドの雰囲気はおおむね次のような感じだ。まず重要なポイントとして、アグリフッドでは住居と農園がセットになっている。隣人と協力しあいながら共有の野菜や果物を育て収穫し、共有エリアで料理教室を開催する。こうして近隣コミュニティの結束が強まり、ボランティア熱も高まる。他にも広々とした緑地、ソーラーパネル付きの住居などが取り入れられ、自然を愛し自然にやさしい生活を送りたいというニーズを満たせる空間だ。それと同時にプールやクラブハウス、コーヒーショップなどの現代的な設備も取り入れ、利便性とのバランスを取っている。

ゴルフから農業へ

アグリフッドは、今までゴルフ場やショッピングモールが建設されていたような場所に作られることが多い。消費から生産へ。ゴルフというステータスにかまけた娯楽よりも食という実を取っている、ようにも見えるが不思議とレクリエーション感は健在だ。ナチュラル志向、社会貢献、素敵な暮らし、といったものをアクセサリーのように着飾る人たちもいるので、これが本当に着飾ったライフスタイルから脱却した若者たちの清く正しい慎ましやかさを象徴しているかは各人の判断による。

就農者も

ゴルフの代わりに農業をやる人がいる一方、アグリフッドで実際に農業の仕事に就く人もいる。こうした就農者にとっては、近隣に住む地域住民たちが重要な顧客となる。近隣住民も新鮮な野菜を入手できるという、Win-Winの関係。本格派からレクリエーション派まで、色々な人が共存できる場所なのかもしれない。

【参照サイト】時代は農業? ゴルフを捨てて、新しい「ご近所付き合い」を選ぶミレニアル世代
【参照サイト】全米が注目!最新農業都市モデル「アグリフッド」




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