4R(フォーアール)とは
4Rとは、循環型社会を形成していくための取り組みである3R(Reduce+Reuse+Recycle)に「Refuse(リフューズ/断る)」を加えたもの。
4つ目の「R」については、Repair(リペア/修理・修繕)、Recover(リカバー/回収)、Replace(リプレイス/代替素材への置き換え)などとする自治体や団体、企業もあり、様々な捉え方がされている。さらに最近では、5R、10Rなど、取り組みの幅が広がっている動きも見られる。
3Rから「4R」へ
「3R」の考え方は、地球環境問題への意識が高まった1980年代頃にアメリカやカナダで生まれたと言われる。その後、2004年のシーアイランドG8サミットで、当時の小泉首相が提唱。翌年、東京で3Rイニシアティブ閣僚会合が開催されたことで、日本や世界でも循環型社会の重要性が注目され、広く浸透するようになった。
3Rに基づいた様々な活動は自治体や企業も積極的に行い、私達の暮らしの中にも取り入れられてきた。しかし、それでもなお、現在も私達が生産する製品の多くは温室効果ガスを発生させ、地球温暖化は加速している。また、必要以上に物を廃棄することで、海や野生の生物らに影響を及ぼし続けている。
こうした背景の中、地球で起きている環境問題に改めて人々が目を向けるきっかけとなったのが、2015年9月に国連サミットで採択されたSDGsだ。その12番目の目標「つくる責任・つかう責任」の一つに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用によって2030年までに大幅に廃棄物を削減する事が掲げられている。
また、エシカル消費やゼロ・ウェイストなどという言葉も生まれ、より一歩進んだアクションを起こす概念としてRefuse(リフューズ/断る)を加えた「4R」が世界に広まった。
3Rは出したゴミをどう少なくするかという視点だが、最初からごみを出さないという「4R」の考え方は、サーキュラーエコノミーにも繋がるものであり、私達に行動改革が求められている。
Refuse(断る)とは
4つ目のRに挙げられている「Refuse」は、使い捨てのプラスチックや個別包装されたものなどを積極的に断り、購入しないことで、そもそもごみを出さないという考え方である。ほかにも、暮らしのなかで取り入れられる行動として下記のようなものが挙げられる。
一方、消費者が地球環境に負担を及ぼす製品を断る事で、メーカーや生産者側もより無駄の少ない、持続可能な製品を考えなければいけなくなる。企業側の取り組みの可能性としては、下記のようなものがあるだろう。
また、2022年4月1日には、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」、略して「プラスチック新法」が施行。これにより、事業者や自治体には、プラスチック製品の設計から製造・使用後の再利用までのすべてのプロセスにおいて、資源循環することが求められるようになった。こうした設計段階からのプラスチック削減の取り組みはこれからさらに進んでいくことが期待される。
誰もが4Rの行動を自然にできる社会に
気候変動危機や、生物の絶滅など地球に起こっている様々な問題に対し、現代に生きる私達は自覚と責任を持たなければならない。個人ができることは小さなことだが、社会全体で取り組むことによって大きな変革や改善の一歩となる。
何を買うか、どうすれば減らせるか、どうすれば再利用やリサイクルできるか、そしてどうすれば最終的に処分できるのか。そうしたモノの流れや仕組みを知り、まず自分にできることから始めてみるのはどうだろうか。
【関連記事】3Rとは・意味
【参照サイト】環境省:平成17年版循環白書
【参照サイト】EICネット:環境用語集「4R」
【参照サイト】trvst:Importance of 4Rs – Refuse, Reduce, Reuse, Recycle
【参照サイト】Esquire:’The Four R’s’ (Refuse, Reduce, Reuse & Recycle) Isn’t Just a Slogan; It’s a Guide
【参照サイト】3Rについて :リデュース・リユース・リサイクル推進協議会
【参照サイト】JAPAN SDGs Action Platform | 外務省
関連記事は現在ありません。
別の記事もぜひご覧ください。







