ベーシックインカムとは・意味
ベーシックインカムとは?
ベーシックインカムとは、国がすべての人に無条件で、最低限の生活を営むのに必要な現金を支給する社会保障制度である。
ベーシックインカムには、次の5つの特徴があるとされる。
- 一回限りではなく、周期的に支給される
- モノやサービスではなく、広く使える交換媒体としての現金が支給される
- 世帯単位ではなく、個人単位に支払われる
- 収入調査なく、すべての人に等しく支給される
- 働いているか否かの条件なく、支給される
ベーシックインカム導入検討の時代背景
AI(人工知能)技術が発達し、多くの人の仕事がロボットやAIに取って代わられる時代になってきた。将来、失業する人が増えると予期されている中、ベーシックインカムが最低限の生活を保障すると考えられている。
ヨーロッパにおいては、過去20年ほど、従来の失業政策がうまく機能しない状況にあった。そんな中、ひとつの可能性のある解決策として、ベーシックインカムの導入が学者や団体によって真剣に議論・検討されてきた。それは、ベーシックインカムが貧困削減に向かう社会政策と完全雇用を目指す経済政策を両立する唯一の方法だと考えられているからだ。
政治家やノーベル経済学賞受賞者、グローバル企業のCEOなどもベーシックインカムの可能性に注目している。一方で、巨額の財源をいかに生み出すのかや、何もせずにお金が貰えるがゆえの仕事へのモチベーションの低下をどうするのかなどといった議論もなされている。
実験的に導入してきた国
特に2010年から導入に向けた草の根の動きが活性化してきた。2017年には、フィンランドがヨーロッパではじめてベーシックインカムの導入実験をおこなった。ほかにも、スイスやオランダ、ケニア、ナウル共和国などで部分的導入や実験が行われている。
【参照サイト】Basic Income Earth Network
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