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インフォームドコンセントとは・意味

インフォームドコンセントとは

医療の現場において、医師や看護師、薬剤師など医療に関わる者が、患者やその家族に対し治療や病気の状態などについて十分な説明をし、合意を得ることを表す表現。介護や障害者支援の現場でも用いられる。「説明と同意」と訳されることもある。患者やその家族への不十分な説明が引き起こす医療事故や医療訴訟を未然に防ぎ、医療を提供する者とそれを受ける者との間で正しい合意形成と相互理解がなされるため、インフォームドコンセントの重要性が広まっている。

日本国内における医療事故の発生状況

一般社団法人 日本医療安全調査機構(医療事故調査・支援センター)の報告によると、2019年の医療事故発生件数は373件であり、電話や文書による相談件数は2054件にのぼる。また2018年以前の3年間では、日本医療安全調査機構への相談は医療機関によるものが多かったが、2018年を境に医療機関よりも遺族等からの相談件数が多くなっている。2019年では医療機関からの相談は854件だったのに対し、遺族等からの相談は1065件だった。

さらに、遺族等からの相談のうち70%以上は各ケースが医療事故に当てはまるかどうかについての問い合わせだったことから、医師と患者間でのインフォームドコンセントの必要性がうかがえる。

患者の主体的な意思決定のために

患者やその家族が医療関係者と信頼関係を築き、主体的な意思決定を行った上で安心して医療行為を受けることができるよう、病院や医療機関側の責任が求められている。医療機関では、インフォームドコンセントの強化のほか、患者が複数の医師の診断を受けた上で最終的な意思決定を行う「セカンドオピニオン」を推奨するケースも増えている。

その他、医療従事者に向けたインフォームドコンセントに関する勉強会の実施や、医療事故が発生した際に再発防止に向けた報告書作成の励行も行われている。

【参照サイト】一般社団法人 日本医療安全調査機構(医療事故調査・支援センター)
【参照記事】医療事故調査・支援センター 2019年 年報




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