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FaaS(Farming as a Service)とは・意味

FaaS

Image via unsplash

FaaSとは?

FaaSとは、Farming as a Service(サービスとしての農業)の略で、データ主導の意思決定を行い、生産性と効率を高めるサービスのことをいう。サブスクリプション型またはペイ・パー・ユース型(使用回数に応じて料金を課金する)で、情報共有や分析などの「農場管理ソリューション」、機器のレンタルなどの「制作支援」、農家と、種子や肥料などの供給業者をつなぐ「市場へのアクセス」などを、テクノロジーやIoT技術によって補助する。

FaaSの説明でよく使われるのが「SaaS(Software as a Service)」(ソフトウェアの提供者(サーバー)側がソフトウェアを稼働し、ソフトウェアのユーザー側が、クラウド上で必要な機能だけを利用することで簡単に低コストで利用できるサービスのこと)である。SaaSの「ソフトウェア」を「農業」に置き換えて、「必要なときに必要な機能だけを得て効率的に低コストで農業をできるようにするサービス」がFaaSである。

FaaSを使った海外の事例

現在、世界中のアグリテックスタートアップが現在、農業を持続可能にし、利益を生み出すためにFaaSを使った農業関連の高度な技術開発に務めている。

Infarm

ベルリン発の都市農業スタートップである「Infarm」の垂直農法は、レストランや食料品店に陳列されている単なる垂直農法モジュールとは異なる。Infarmの垂直農法モジュールは、それぞれクラウドを介してInfarmの中央制御センターに接続されており、コマンドセンターでは、各植物の栄養素、光、水の使用量を監視して、最適な状態を保つ。さらにInfarmは、データ分析とIoTビッグデータも使用している。

Agroapps

ギリシャのスタートアップ「Agroapps」は、農家が理想な農業サイクルをスケジュールするために役立つアドバイザリーサービスを提供。季節的な気候予報や高解像度の短距離天気予報など、数多くの天気予報の情報を配信。さらに、農家が農産物をオンラインで販売できるようにするためのサプライチェーンツールも提供している。

Ekylibre

フランスのAgriTechスタートアップ「Ekylibre」は、作物や家畜の生産性を最大化するための運用情報を農家に提供。在庫管理、会計、販売、購入のほか、農場のマッピングと地図作成サービスなどを提供することで農家の生産性と利益を向上させている。

FaaSのメリット

FaaSは、生産性の向上や農場の機械化、市場へのアクセス、データの向上などにより、農業サプライチェーン全体の非効率性をなくしている。さらにFaaSは従来の農場よりも95%水の使用量を減らし、75%使用肥料を減らしている。また、輸送コストは90%削減できるという

日本のFaaSの現状

現在日本の農水省もFaaSを目指し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を行うことで農業の新たなエコシステムを生み出そうとしている。

例として、農業者とドローンオペレーターをマッチングによる農作物の品質・生産性向上、コスト削減を目指す「株式会社オプティム」やパソコンやスマホ・タブレット上で農業経営が分かり、データの見える化・予測・試算が可能な経営分析サービスを提供する「テラスマイル株式会社」など、農業分野においても、既にデジタル技術を導入して、新たな価値を生み出している取り組みも始まっている。

人口減少、少子・高齢化が進む中で産業競争力の低下や地域社会の活力の低下が懸念されてる日本において、デジタル技術の活用による産業や社会の変革は、最重要の課題だろう。

【参照サイト】 Is ‘Farming as a Service’ model the path ahead for revival of agriculture in India?
【参照サイト】 農水省「農業のデジタルトランスフォーメーション(DX)について

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