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ルッキズムとは・意味

ルッキズム

ルッキズムとは?

ルッキズム(Lookism)とは、Looks(見た目)+ ism(主義)を合わせた造語。外見がその人間の価値を測るのに一番重要だという思想を指す。

また、さらに発展して、人間を外見のみで判断し、その容姿を理由に差別的な言動や態度を行うことも意味する。後者の場合は、「ルッキズム的な行動」といった言葉遣いで使われることが多い。

ルッキズムの具体例

以下に、ルッキズムに影響を受けた発言と、その反対意見を述べてみる。日常会話ではよく聞く話かもしれないが、一拍置いて考えてみると、奇妙な考えのように思えないだろうか。

「あの人はデブだから自己管理ができていない」
→人間が太るのは病気や薬の副作用の可能性もある。そのため、自己管理だけが理由ではない。

「彼/彼女は見た目がいいから性格が悪いに違いない」
→見た目と性格は関係がない。

「私はブスだからなにをしてもうまくいかない」
→見た目と能力の高低は関係がない。

「○○さんは美人だから気が遣えて素晴らしい。」
→同上。

いかがだろうか。

また、ルッキズムというと、例に挙げたように他者の外見への悪口や、見た目の特徴をからかうこと、自分自身の容姿を他者と比べて不当に貶めることにフォーカスされがちだ。しかし、一見褒めているように見えて、実はその人間の外見のおかげで能力が高いかのような言葉遣いも、同様にルッキズムに影響された行動といえるのである。

アンチ・ルッキズムの事例

技術の発展によって、メディアに映る人間の姿は理想化された。テレビCMや街角の広告、雑誌、SNS上の広告の至るところにフォトショップによって修正された「理想的な」人間の身体イメージがあふれるようになったのが現代だ。そこには多様性があるように見えて、実は画一化されたイメージのみがある。

そして、そうしたメディアによる「美」への過剰広告によって、多くの人々が自分の外見と理想の境に苦しみ、精神・身体の健康を病んでいる。

現在、そうした状況を打破するために、様々なモデルやインフルエンサーたちがフォトショップで修正される前の自身の体型や病気を隠さず、オープンにしていこうという活動が活発化している。代表的な人物にモデルのウィニー・ハーロウが挙げられるだろう。

ハーロウ氏は、尋常性白斑(皮膚にあるメラノサイトという色素細胞が減少・消失する原因不明の病気)であることをポジティブなイメージに変え、モデルとして第一線で活動している。

こうしたアンチ・ルッキズム運動は、ボディ・ポジティブの概念と密接に関わりながら発展し続けている。今や人々の生活と切り離せないSNSだが、他者との比較されるためでなく、皆が素の自分自身の姿を見せられる場所になっていくことを願う。

【参照サイト】「ルッキズム」って?“見た目”で悩む人に、今知ってほしいこと
【参照サイト】 Q1尋常性白斑とはどんな病気ですか? 日本皮膚科学会
【関連記事】ボディ・ポジティブとは・意味




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