分散型ホテルとは・意味
分散型ホテルとは?
「町全体をホテルにする」というコンセプトのもと、宿泊スペース、飲食スペース、浴場などの設備や施設が地域内に分散しているホテルのこと。点在する空き家や歴史的建造物などを改装して宿泊場所にし、食事や銭湯は地域のお店を活用するケースが多い。
分散型ホテルは、イタリアのアルベルゴ・ディフーゾ(Albergo Diffuso)という取り組みがモデルになっている。地域ぐるみで観光客をもてなすという発想は、アルベルゴ・ディフーゾから受け継がれたものだ。1976年にイタリア北部で大地震が発生した後、住人が町を離れて空き家になった場所を有効活用するために考え出された。
空き家解消と地域活性化につながる
分散型ホテルは観光客をひとつの建物に囲い込まないため、飲み屋や土産物屋など町全体が儲けられる仕組みになっている。このため分散型ホテルは空き家解消のみならず、地域活性化に繋がる可能性を持っている。
こういったメリットを持つ分散型ホテルは、全国のあちこちで増えつつある。2018年6月の旅館業法改正により、設備や施設が地域に散らばっていてもひとつのホテルとして営業許可を得られるようになったことも、分散型ホテルの拡大を後押ししている。
町をひとつの宿と見立て、地域価値の向上を目指す一般社団法人の「日本まちやど協会」には、2018年5月時点で6地域が登録されていたというが、2019年8月現在は16地域が登録されている。
日本の分散型ホテルの例
行った先で暮らしているかのような旅を楽しめるのが魅力の分散型ホテル。以下に国内の代表的な分散型ホテルを挙げる。
同施設を運営する株式会社HAGI STUDIOの代表取締役は、日本まちやど協会の代表理事も務める。
ENSOは禅における書画のひとつである「円相」、 ANGOは僧侶の修行である「安居」から名づけられている。
2018年6月、イタリアの「アルベルゴ・ディフーゾ協会」から、分散型ホテルとして国内初の認定を受けた。
用語の一覧
あ行
- アイソレーション・エンヴィー
- アウティング
- アース・オーバーシュート・デー
- アカウントベースドマーケティング(ABM)
- アクアポニックス
- アクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)
- アグリテクチャー
- アグリフッド
- アグロフォレストリー
- アセクシャル
- アップサイクル
- アドボカシー・マーケティング
- アファーマティブ・アクション
- アライ(Ally)
- アームチェア・アドボケイト
- アンダードッグ効果
- 人新世(アントロポセン)
- アンペイドワーク
- イケア効果
- インクルーシブデザイン
- インクルーシブビジネス
- インテレクチュアル・ダークウェブ
- イントレプレナー(イントラプレナー)
- インパクトソーシング
- インパクト投資
- インフォームドコンセント
- インフォデミック
- ヴィーガン
- ヴィーガンファッション
- ウェアラブルデバイス
- ウェルネス
- ウェルビーイング
- ウォーカブルシティ
- ウォーターフットプリント
- エイジズム
- エクスポネンシャル思考
- エコサイド
- エコーチェンバー現象
- エコファンド
- エシカルオフィス
- エシカル消費
- エシカルバンク
- エシカルファッション
- エッジコンピューティング
- エレン・マッカーサー財団
- エンゲージメント(議決権行使)
- 欧州グリーンディール
- オーガニック(有機栽培)
- オープンガバメント
か行
- ガイア理論
- 拡張分析
- カーボンオフセット
- カーボンネガティブ
- カーボンフットプリント
- カーボンポジティブ
- カーボンニュートラル(気候中立)
- カーボンリサイクル
- カーボンロックイン
- 環境正義
- 環境レイシズム
- 関係人口
- 規格外野菜
- 気候緩和
- 気候危機
- 気候正義
- 気候非常事態宣言
- ギフトエコノミー
- キャップ・アンド・トレード
- キャンセルカルチャー
- クラウドファンディング
- クリックベイト
- グラフィティ・アート
- グリーンウォッシュ
- グリーンインフラ
- グリーンキー
- グリーン・スワン
- グリーンビルディング
- グリーンボンド
- クルエルティフリー
- グローカル
- クロスドレッサー
- クローン文化財
- ケアエコノミー
- ゲーミフィケーション
- ゲームチェンジャー
- 効果的利他主義
- コラプソロジー
- コラボラティブエコノミー
- コレクティブハウス
- コンシャス・キャピタリズム
- コンストラクティブジャーナリズム
- コンセプチュアル・アート
- コンポスト(堆肥化)
さ行
- サイバーカスケード
- サイレンス・タクシー
- 座礁資産(ストランデッド・アセット)
- サステナビリティ
- サステナブル・シーフード
- サステナブル・ツーリズム
- サステナブル投資
- サーキュラーアドバンテージ
- サーキュラーエコノミー
- サーキュラーデザイン
- サードプレイス
- サブスクリプションエコノミー
- サーマルリサイクル
- シェアリングエコノミー(共有型経済)
- ジェネレーションZ(Z世代)
- ジェンダーニュートラル
- ジェンダーフルイド
- ジェンダー・ポジティブ
- ジェントリフィケーション
- 自然資本会計
- 持続可能な開発目標(SDGs)
- 社会的責任投資(SRI)
- シリアスゲーム
- 素人革命
- 集改札スト
- 修理する権利
- ジュガード
- シンギュラリティ
- 水素経済
- 垂直農業
- スウェットショップ
- ステークホルダー・エンゲージメント
- ステークホルダー資本主義
- ステレオタイプ
- スペキュラティブ・デザイン
- スポンジシティ
- スマートグリッド
- スマートモビリティ
- スマートホーム
- スマートリテール
- スラックティビズム
- スラット・シェイミング
- スレイジアン
- スロージャーナリズム
- 生物多様性
- 生理の貧困
- セクシュアル・コンセント
- ゼブラ企業
- ゼロウェイスト
- ゼロエミッション
- 選挙割
- センスメイキング
- ソーシャルグッド
- ソーシャルデザイン
- ソーシャルハウジング
- ソーシャルビジネス
- ソーシャルリスニング
- ソーシャルレンディング
た行
- 代替肉(フェイクミート)
- タイニーハウス
- ダイバーシティ
- ダイベストメント
- 男女同権
- 炭素固定
- 地域循環共生圏
- チャットボット
- チャーナリズム
- ディープラーニング
- デカップリング
- テキストコマース
- デ・グロース(脱成長)
- デザイン思考
- デジタル・ガバメント
- デジタルシティズンシップ
- デジタル手続法
- デジタルデトックス
- デジタルタトゥー
- デジタルトランスフォーメーション(DX)
- デジタル倫理
- デジタルファッション
- データドリブン
- デュアルスクール
- 電子廃棄物
- 統合報告
- 都市生態学
- 都市農業
- ドーナツ経済学
- トランジションデザイン
- トランジション・ファイナンス
- トリプルボトムライン
- トレーサビリティ
な行
- ナイトタイムエコノミー
- ナッジ(行動経済学)
- ナラティブ
- ニュー・ノルディック・キュイジーヌ(新北欧料理)
- ナラティブ
- 人間拡張
- 人間中心設計
- ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)
- ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)
- ノンバイナリー
は行
- バーチャルウォーター
- バイオフィリックデザイン
- バイオミミクリー
- バイオプラスチック
- バイオ燃料
- バイオレメディエーション
- 墓友
- ハウジングファースト
- ハザードマップ
- パッシブデザイン
- 発達障害
- パートタイム・ヴィーガン
- パートタイム・ベジタリアン
- パーマカルチャー
- ハラルフード
- バリアフリー
- パリ協定
- パンセクシャル
- パンデミック
- バンドワゴン効果
- 半農半X
- ビオトープ
- BIO HOTEL(ビオホテル)
- ビッグデータ
- ヒュッゲ
- ヒューマニウム
- フードセキュリティ
- フードファディズム
- ファイトマイニング
- ファイトレメディエーション
- ファイナンシャル・インクルージョン
- フィランソロピー
- フィルターバブル
- フィーカ
- フェアトレード
- フェーズフリー
- フォー・グッド
- フォルケホイスコーレ
- プラスチックフリー
- ブルーウォッシュ
- ブルーエコノミー
- ブルーカーボン
- ブレインストーミング
- フレキシタリアン
- ブロックチェーン
- 分散型社会
- 分散型ホテル
- 紛争鉱物
- ベーシックインカム
- ベジタリアン
- ヘドニスティックサステナビリティ
- ヘルスリテラシー
- ポストワークエコノミー
- ボディシェイミング
- ボディ・ポジティブ