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サードプレイスとは・意味

サードプレイスとは

サードプレイスとは?

「第三の場所」を意味するサードプレイスは、自宅や学校、職場とは別の居心地のいい居場所の事だ。アメリカの都市社会学者レイ・オルデンバーグが、その重要性を説いた。

第一の場所(ファーストプレイス):ファーストプレイスである自宅は、生活の基本となる部分だ。寝起きをして、食事をとり入浴するといった、人間としての生命や健康を維持するために必要な場所であり、家族が共に生活をする場所でもある。ここには、家族に対する義務や責任も存在する。

第二の場所(セカンドプレイス):職場、あるいは学校といった自宅以外に普段自分が長い時間を過ごす場所だ。ここでは、経済活動や学習を行う。これも、人間としての生活の糧を得るために欠かせないものである。裏を返せば、ファーストプレイスとセカンドプレイスの環境さえよければ、人の生活は維持できる。しかし、任務や収益のために行動することから、本来の自分になりきれていない人も多い。

この二つの場所を行ったり来たりするだけの生活で、本当に良いのだろうか。そんな考えのもと、サードプレイスという言葉が提唱されるようになった。

第三の場所(サードプレイス):サードプレイスは、義務や必要性に縛られるのではなく、自らの心に従い、進んで向かう場所だ。趣味をしたり、息抜きをしたりできる、心安らぐところで、その場所は人により千差万別である。たとえば、一人で通うお気に入りの静かなカフェ、音楽の趣味を共有できる仲間たち、一緒に体を動かすグループなどもそうだ。

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一人の人間そして社会全体も健全に

サードプレイスは、自分らしさを体現し、ストレスや精神的不安を軽減する効果があるとされ、人の生活に潤いを与えると言われている。共通の関心を持つ仲間に囲まれ、心を通わせることで、疎外感や孤独感を感じにくくなるのだ。このようなグループが形成されることで、市民活動が活発になり、社会全体としても文化や心の豊かさを育む。

現代社会は、コミュニティが疎遠になっているといわれている。とりわけ都市部では、人口が増加し集合住宅に多くの人が住み、近隣住民の顔や名前を知らない人も多い。満員電車で見知らぬ人のうねりと格闘しながら職場に通い、業務に従事し、また帰宅していく。そしてまた朝になれば、職場に向かう。心が殺伐としてしまう人がいるのも不思議ではない。

生活のために行かなくてはいけない場所でなく、自らの第三の居場所であるサードプレイスは、市民社会にとって、なくてはならないものだといえる。

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