コンシャストラベルとは?
地球環境や地域社会など、あらゆるサステナビリティを意識した新たな旅の形のこと。コンシャス(意識的な)とトラベル(旅、旅行)を組み合わせた言葉。
2020年、国内外の航空券・ホテル・レンタカーの比較検索サービスを提供するスカイスキャナーが発表したレポート「ニューワールド・オブ・トラベル」によると、コロナ後の旅行について、サステナブル(持続可能な)旅行にとどまらないコンシャストラベルが広がるとの見方が示されている(※1)。環境だけでなく地域社会や経済に対してプラスとなる旅が、今後広がっていくとされているのだ。
そうした背景の一つには、新型コロナウイルス感染症の蔓延があるとされている。パンデミックによって観光業を主な収入源としていた地域は打撃を受け、地球環境だけでなく経済面でのサステナビリティについても考えられるようになった。またコロナ禍で、一人一人が、個人の行動が社会に与え得る影響を考えるようになったこともコンシャストラベルへの意識の高まりにつながっていると考えられる。
コンシャストラベルを促進している企業・団体
以下は、コンシャストラベルを意識した旅を推進するサイトだ。
euronews.travel
euronews.travelのサイトには、「conscious travel」というカテゴリがあり、コンシャストラベルに関する記事を読むことができる。
オーストラリア政府観光局
オーストラリア政府観光局は2021年、コンシャストラベルを紹介した特設ページを開設した。サイトでは、エネルギー使用量の削減や廃棄物の最小化に取り組むキャンプやホテルなど、自然環境保護や地域コミュニティに貢献できる持続可能な宿泊施設のほか、“サンゴ礁を救うアート”を展示するグレート・バリア・リーフにあるユニークな海中美術館「Museum of Underwater Art(MOUA)」など、魅力あふれる観光スポットも紹介されている。
まとめ
世界全体では、旅行を通して2.9兆ドル以上のお金が生み出されてきたが、旅の目的地であるコミュニティのすべてがその恩恵を受けてきたわけではない。また、環境面や社会面においてツーリズムが地域にネガティブな影響を与えている場合も少なくない(※2)。
SDGs(持続可能な開発目標)が提唱されて、サステナブルツーリズムやレスポンシブルツーリズムなど、様々な旅のあり方が提案されている今、一人一人がこれまで以上に、いつ・どこに・どのように旅行するのかなど、自分の行動が与えるインパクトを踏まえたうえで、意識的に選択することが求められている。個人がより良い旅を意識した選択をできるよう、旅行会社や国、自治体などのさらなる取り組みことが期待される。
※1 Skyscanner 「ニューワールド・オブ・トラベル」レポートより
※2 How Conscious Traveling Is Gaining Popularity Among Young Professionals
【関連サイト】euronews.travel
【参照サイト】How Conscious Traveling Is Gaining Popularity Among Young Professionals
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