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ブランダリズムとは・意味

広告

ブランダリズムとは?

ブランダリズムとは、公共空間において、企業広告に代わるパロディーを用いた反広告運動のことである。

パロディーの基となっているアートは、芸術や美術(絵画)をはじめ、建築など多岐にわたる。パロディーは街の景観を乱すものとして認識されてきたが、近年では社会問題を体現化することを目的としたものが多い。

ブランダリズムの事例

環境面のブランダリズム

広告は、ときに環境問題を悪化させる影響をも持つ。企業が新しい価値を生み出すと、広告媒体を使用して消費者に購入を促す。

たとえば、ものづくりがその代表例である。ファッション業界では、服を1着作るのに膨大な水とエネルギーを使用する。このままの形で生産を続けることは、限りある地球の資源を多く使用し続けていくことを意味する。

下記は、先進国の人が大量生産・大量消費を繰り返すことで、環境破壊が進み、同時に貧困から抜け出せない人もいるということを表現した広告となっている。

ファッション産業の広告

Image via Brandalism

身体的固定観念のブランダリズム

今日のマーケティングの特徴として、魅力的な男性と女性の画像を使用して人々の目を引き、製品やサービスを販売・提供することが挙げられる。多くの場合、若く、細身で、色白、加えて、障害のない健康的なモデルを起用している。

そのような「偏った美しさ」が広告によって植え付けられることによって、人々の自信や尊厳にも影響を与えている可能性がある。

こうした問題に対し、大手企業が広告を用い、新たなムーブメントを起こした。美容ブランドであるロレアルパリは、「Because You’re Worth It(あなたにはその価値があるから)」というブランドメッセージを広告を通して発信し続けている。最近では、すべての女性に勇気を与える価値のある活動を行なっている女性を表彰するアワード「ロレアルパリ WOMEN of WORTH Award」を開催。

また、Doveは、「Dove Real Beauty Pledge(本当の美しさのためのキャンペーン)」というアクションを起こし、広告から身体の多様性や自尊心を育む活動を行っている。

「女性の美しさ」に革命を起こす。ダヴの#ShowUsプロジェクトに参加したフォトジャーナリストが考える本当の美しさとは?

ブランダリズムの今後

企業は価値を発信するとき、主に広告を用いる。そうして広告は絶えず人々の購買行動を促しており、生産量と消費量を増やすことにつながっている。場合によっては、環境破壊や、固定観念を植え付けてしまう場合もある。

人々に大きな影響を与える広告だが、つまり手法によっては私たちの社会を良い方向に変える力も持っていることを意味する。まずは公共空間に広がるブランダリズムを通して、新たな気づきや発見を見つけよう。

【関連記事】 ジェンダー不平等から美のあり方まで。国際女性デーに改めて観たい広告5選
【関連記事】 「あの日」もハッピー、でなくて良い。生理について話しづらい雰囲気をなくす広告5選
【参考サイト】 Brandalism
【参照サイト】 Sync 「Brandalism」
【参照サイト】 ロレアルパリ「Because You’re Worth It」
【参照サイト】 The Dove Real Beauty Pledge




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