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レスポンシブル・ツーリズム(責任ある観光)とは・意味

旅行

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レスポンシブル・ツーリズム(責任ある観光)とは?

レスポンシブル・ツーリズムとは、観光に携わるすべての人が、その土地の環境や文化などに与える影響に責任を持つべきであるという考えのもと、より良い観光地をつくる動きのこと。持続可能な観光(サステナブルツーリズム)と考え方が共通する部分も多いが、責任ある観光ではより旅行者側に持続可能性を意識してもらうことを重視している。

レスポンシブル・ツーリズムという言葉は、Pinterestのトレンドレポートである「2020年版 Pinterest 100」で要注目の10のテーマのひとつに挙げられており、世界中の人々の間で注目度が上がっている。同レポートによると「ごみゼロ旅行の必需品」や「エコトラベル」といった言葉の検索数が、2018年から2019年にかけて継続的に増加したという。

また、日本政府観光局(JNTO)によると、観光業は新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受け、世界的にレスポンシブル・ツーリズムの方向へ舵を切る動きが広がっているという。観光地側は、地域の住民や自然環境などに配慮する「責任ある旅行者」に来てもらうよう誘導することで、地域経済や環境への良い影響を期待することができる。

レスポンシブル・ツーリズム(責任ある観光)の事例

国内でレスポンシブル・ツーリズムに取り組んだ例として、合掌造り集落が有名な岐阜県の白川村が挙げられる。例年1月~2月のイベント期間中には人口600人弱の集落に1日8000人を超える観光客が訪れ、渋滞や住民とのトラブルなどが問題になっていた。そこで2019年には、シャトルバスの乗車券の完全予約制を導入し、駐車場に駐車できる台数を制限。結果的に来場者は減少したが、食事処や土産処の売上などの経済効果は例年とほぼ変わらなかったという報告が上がっている。

世界に目を向けると、ハワイもレスポンシブル・ツーリズムの促進に意欲を見せている。ハワイ州観光局はニュースレターで「野生動物に餌を与えない」「住民が大切にする神聖な場所を訪れる際は敬意を払う」など、レスポンシブル・ツーリズムの実践を呼びかけている。

多くの旅行者が行きたいと思う素晴らしい場所だからこそ、その自然や文化を守るためにできることを考えるのが大切ではないだろうか。

【参照サイト】 2020年版 Pinterest 100
【参照サイト】 【全世界が向かう方向へ】SDGsとレスポンシブル・ツーリズム(責任ある観光)
【参照サイト】 JTB総合研究所「600人の村に8000人」

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