チャーナリズムとは
チャーナリズムとは、「大量生産する」という意味の「churn out」とジャーナリズム「journalism」をもじった造語で、「大量生産が目的でプレスリリースや元記事に追記やコメントもなく、ほとんどそのまま記事として出すこと」を指す。事実を確認し、起こったことを背景も含めて正確に伝え、民主主義を守る「ジャーナリズム」と本質的に異なる、としばしば揶揄される。
現代のジャーナリズム
真偽不明の情報が流れ、一見目を惹くタイトルの記事が大きく話題になり、広告収益をあげていく傾向にある昨今。米大統領選では偽の情報がNew York TimesやWashington Postなどの主要メディアの記事よりもエンゲージメント(クリックやシェアなど)を獲得していたというニュースもあったほどだ。
ジャーナリズムを支えてきた新聞業界もいまや下火だ。一般社団法人日本新聞協会の調査によると2018年の新聞発行部数は約4千万部で、一世帯当たり0.7部だ。2005年以降部数は減少の一途にあり、21年前のピーク時と比較すると4分の3になってしまった。無料で情報にアクセスでき、かつ簡単にSNSで拡散できる現代においては出来事の背景を見つめ直すことはおろか、真偽を見極めるのも難しくなってしまった。
一方、少しずつ広がりを見せてきたのがスロージャーナリズムだ。ファストジャーナリズムと比較されるが、時間をかけてその背景や知りたい情報を伝えるのが特徴だ。スロージャーナリズムにこそ価値を見出し、チャーナリズムには見向きもしない、そんな賢い読者になれないだろうか。
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【参照サイト】一般社団法人日本新聞協会
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