Browse By

ペイフォワード(Pay it forward)とは・意味

ペイフォワード

ペイフォワード(Pay it forward)とは?

ペイフォワード(Pay it forward)とは、自分が受けた善意を他の誰かに渡すことで、善意をその先につないでいくこと。直訳すると「先に払う」という意味。善意を与えてくれた本人に恩を返す代わりに、他の誰かに(先に)善意を送ることから、日本では「恩送り」とも言われている。

ペイフォワード(Pay it forward)が注目されたきっかけ

2000年、「ペイ・フォワード(可能の王国)」<原題「Pay It Forward」>という映画が日本でも公開された。「世界をより良くするには、何をしたらよいか?」という課題が授業で出され、「自分が受けた善意や思いやりを、他の3人に送ること(ペイフォワード)で善意の輪が無限に広がっていく」というアイデアを11歳の少年が発表した。そして、自分の周囲の人に対して、少年はペイフォワードを実践したのだ。一見、彼の周囲は何も変わらなかったように見えたが、善意の輪が本人には見えないところで徐々に広がっていくというあらすじだ。

無限の可能性を持つペイフォワード(Pay it forward)

恩返しは、誰かから優しさや助けを受けた時、相手に対してお返しをする一対一の関係だ。一方でペイフォワード(恩送り)は、他の人に優しさや助けを送る行為だ。そのため、善意の行為が、地理や時間軸を越えて無限に広がっていく可能性がある。社会全体をより善くする可能性があるのだ。

例えば、

  • 親、教師、上司など、若い頃にお世話になったものの、恩返しをできるようになるには時間がかかってしまう場合。自分が成長した際に、自分が受けた恩と同じような支援を他の若者に送る
  • 旅行先で道に迷ってしまったり、言語の壁からコミュニケーションに困ってしまったりした時に見知らぬ人に助けてもらうなど、本人に直接恩返しをするのが難しい場合。同じような境遇で困っている人を見かけたら、自分が助けてもらったのと同じように誰かを助ける

といった行為がペイフォワードの一例だ。

ビジネスの場でも見られるペイフォワード(Pay it forward)

ペイフォワードを土台に、社会課題ビジネスの輪を広げているのが、ボーダレス・ジャパンという企業だ。社会起業家を支援し、ソーシャルビジネスを増やしていくため、「恩送りのエコシステム(生態系)」を立ち上げた。社会起業家の資金支援を行うのだが、原資となるのはエコシステムに所属する各社の余剰利益だ。余剰利益のある企業は、グループポケットに余剰利益を入れる。グループポケットに集まった各社の余剰利益を原資に、新たな社会起業家が事業を成長させ、やがて他の社会起業家の成長支援を行う。自分が受けた恩を他の起業家に送ることでより良い社会の実現を目指す、ペイフォワード型のビジネスの例だ。

まとめ

助け合いの輪を広げることで、社会をより良くする可能性に満ちたペイフォワード。日常生活やビジネスの場など、様々な場面で行うことができる。誰かから善意を受け取ったら、ぜひ他の人に善意を渡すことを試みたい。

【参照サイト】他人思いやる「ペイフォワード」 無償奉仕で好循環生む(日経新聞)
【参照サイト】Pay It Forward(Warner Brothers)
【参照サイト】“恩送り”で社会は変わる!? ソーシャルビジネス 続出の理由(NHK)
【参照サイト】Pay It Forward 恩送りのエコシステム(株式会社ボーダレス・ジャパン)




用語の一覧

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行

ま行
や行
ら行
わ行
A
B
C
D
E
F
G
H
I
J
L
M
N
O
P
Q
R
S
T
V
W
X
数字

FacebookTwitter