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サイバーカスケードとは・意味

サイバーカスケードとは?

考えや思想を同じくする人々がインターネット上で強力に結びついた結果、異なる意見を一切排除した、閉鎖的で過激なコミュニティを形成する現象のこと。集団極性化の一種。

サイバーカスケードに至るまで

大のイグアナ好きがいたとする。普段の生活圏内では彼の趣味に賛同してくれる人がいなくても、インターネットで検索すれば世界中の同志といとも簡単に出会える。自分はおかしいのだろうかと悩む必要もなく、自分の趣味について堂々と語れる。これがインターネットの良さだ。だが、熱を帯びたコミュニティが少し道を外し、例えば「イグアナの素晴らしさを解しようとしない世間」への反発心を溜めだすと、話が過激になる。こうしてサイバーカスケードの状態になる。

インターネットと人

インターネットはそもそも、一生をかけても到底すべてを把握できないほど多様な情報、意見、感想が転がっている空間だ。にも関わらず多様性から目を背け、自分にとって心地よい言葉だけを追いかけ、あげく似た者同士だけで強固に結びつく傾向がある。それが人間の性だ。空間は用意されていても、自分が見たいものしか見ない、という属性や、承認されたい、何かに属したいという欲求が渦巻けば、人は客観性を簡単に放棄する。

極端であるということ

客観性が無い、集団極性化、と聞くと幼稚な印象を持つかもしれないが、そう侮ってばかりもいられない。この混沌とした世界で、多少の綻びや辻褄の合わなさなどものともせず、何かを確信した気になっている人や集団は、ある意味強い。その超然とした確信ぶりに多くの人が感化され、雪だるま式に集団が膨れ上がっていく。インターネット上のことに限らず、サイバーカスケードのような現象を嘆いている人たちは、極端であるからこそ醸し出せる「凄み」がある点については一目置いてみてもいいかもしれない。

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