エコギルトとは?
「エコギルト(Eco-Guilt)」とは、地球環境に害のある決断をしたときに抱く罪悪感のことをいう。たとえば、エコギルトを感じる場面として、下記のような例が挙げられる。
- リサイクルできたかもしれないペットボトルを分別せずに捨ててしまったとき
- 立ち寄ったカフェで、プラスチックカップを提供され使用してしまったとき
- 買い物時にエコバックを忘れて、プラスチックバックをもらってしまったとき
- ヴィーガン生活を心がけていたのに、肉を食べてしまったとき
- 大好きな旅行のために、交通手段で飛行機を使ってしまったとき
エコギルトによる懸念
エコギルトは、環境保護活動を促進するメリットがある一方で、実際にはデメリットも大きいという指摘もある。スウェーデンのイェヴレ大学のパトリック教授とリンダ博士は、2019年に出した論文の中で、「人々はサステナブルな行動が、そうでない行動を補うことができるという誤解をしている」と述べている。
たとえば、環境に良い商品だからといって必要以上にものを買い、本来減らすべき消費が増えたり、自転車通勤をしているから休暇では飛行機で海外に行ってもいいと思ったりする人が増えることで、結果的に環境に悪影響を及ぼしているという指摘がある。
エコギルトへ対処するためにできる4つのこと
01. 受け入れる気持ちを持つ
エコギルトの気持ちを持つことはつまり、「環境に対して自分の行動を変えたい」というポジティブな気持ちを持っていることを意味する。まずは自分の中にある、そうした気持ちに対して、ポジティブに感じることが大切である。
02. 小さなことから始める
エコギルトを感じることで、「こんな私では環境活動に参加できない」とネガティブに思ってしまう懸念もある。完璧を目指すのではなく、小さなことからでも変化を起こそうと行動することが、サステナブルな生活を送ることにつながるのではないだろうか。
03. コミュニティに参加する
一人でエコギルトに対して悩むのではなく、コミュニティに参加して情報を共有することで、励ましあい、アドバイスなども受けることができる。もやもやを相談しあえる環境に身を置くことで、自分の心も楽になるかもしれない。
04. 他の人と比較しない
SNSでサステナブルな取り組みを投稿しているアカウントを見ていると、「自分はこんなにできていない」「まだまだ足りない」と感じることもあるだろう。しかし、他の人と比べるのではなく、どんなに小さなことでも、まずは自分にできることを始めることが大切だ。
誰しも完璧な人はいない中で、「環境のため」を優先させることで自分の楽しみを犠牲にしてストレスを溜めてしまっては、本末転倒だ。サステナブルな生活を実現させるには、少しずつでも楽しみながら、「続けること」がなによりも大切ではないだろうか。
【参照サイト】 環境問題に関心があるほど陥りやすい「エコギルト」って?【環境問題のギモンを解消!】
【参照サイト】 Eco-Guilt Taught Me There’s no Such Thing as Perfect







