フリルフスリフとは?
フリルフスリフとは、ノルウェー語で「気ままなアウトドア生活」「野外での暮らし」を意味する言葉。自然の中に身を置き、ありのままに暮らすというシンプルなアイデアで、ノルウェーやデンマーク、スウェーデンではすでに1世紀近く実践されている。
フリルフスリフという言葉を最初に使ったのは、ノルウェーの劇作家・詩人のヘンリック・イプセン氏の「オン・ザ・ハイツ(On the Heights)」だと考えられている。この詩では、農場での暮らしのなかでフリルフスリフが足りないと感じ、思い悩む若い農夫のジレンマが詠われている。
北欧諸国の慣習法では、自然を損なうなど迷惑をかけない限り、誰もがどこでもハイキングやキャンプができる。たとえば、スウェーデンの「Allemansrätten(アッレマンスレッテン)」という法律は、誰もが自然を享受できる「自然享受権」を保障するもの。フリルフスリフの考え方ともつながっており、これらは北欧の人々のライフスタイルの根底に流れている精神といえる。
また、こうした概念が深く浸透しているスカンジナビア3国の企業では、社員がジョギングやサイクリングをするための休暇を取得できるといった取り組みも見られる。世界幸福度ランキングで常に上位を占める北欧諸国の自然を大切にする国々の習慣は、人々のウェルビーイング向上にもつながっているのだろう。
デンマーク語で「居心地がいい時間や空間」を意味するヒュッゲや、「コーヒータイム」を意味するフィカという北欧ワードは徐々に認知されてきた。コロナ禍で自然を求める人が増えるなか、今後は「フリルフスリフ」という言葉も注目されていくかもしれない。
【参照サイト】Fjord focus: is Norway’s friluftsliv the answer to surviving a second lockdown?
【参照サイト】北欧で話題のリラックス法「フリルフスリフ」って何?
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