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Z世代(ジェネレーションZ)とは・意味

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Z世代(ジェネレーションZ)とは?

「Z世代(ジェネレーションZ)」とは、1996年から2014年までに生まれた世代を指す言葉。1981年から1995年までに生まれた「ミレニアル世代」に続く世代層を示す。

ジェネレーションZという表現が生み出されたアメリカでは、2020年の大統領選挙の選挙権保持者のうち10人に1人がZ世代で構成されており、今後一層、彼らの社会的影響力が強まっていくと予想されている。

Z世代(ジェネレーションZ)の特徴

Z世代の大きな特徴としてあげられるのが、ダイバーシティ(多様性)の許容だ。例えば、北米や北欧各国で同性婚カップルの合法化が相次いで行われたのは2000年代である。日本国内では未だ法制化されていないものの、LGBTQをはじめとする性の多様性を認める世界的な動きを受けて育ってきたのがZ世代である。

さらに、1900年代から2000年代にかけては日本国内の外国人在留者が国内総人口の1%を越え、2%に迫る勢いとなった。日本国内のみならず世界各国でも多くの移民の子どもが誕生し、様々なバックグラウンドを持った人々が身近にいることが当たり前になってきた。

そういった世界的な動きにスマートフォンやSNSによるインターネット環境の普及も相まって、性や人種などの多様性を受け入れ認めようという価値観を集団として持っているのがZ世代である。

また、日本国内で2002年から2010年まで施行された学習指導要領では「各学校が『ゆとり』の中で『特色ある教育』を展開」するという指針が強化された。Z世代の多くはいわゆる「ゆとり教育」を受けた世代で、自ら主体的に学んだり選択したりする自主性や自律性を重視する傾向にあるとも言われる。

Z世代(ジェネレーションZ)が担う未来

バブル崩壊による経済の低迷や、阪神淡路大震災・東日本大震災といった大きな災害、さらに新型コロナウイルスによる世界全体の社会構造の変化など、Z世代は社会の変遷に晒されながら生きてきた。そのような劇的な環境変化を受けて、改めて人々の幸せや生きることの意味を問い直す「ウェルビーイング」の追求に関心が高まっている。

経済の成長を絶対的な目標として掲げてきたこれまでの社会とは異なり、Z世代は環境や弱い立場の人々への配慮を通して、多様性のなかで共生する世の中を目指していくのかもしれない。

【参照記事】ミレニアル世代(ミレニアルズ)とは・意味
【参照記事】What We Know About Gen Z So Far
【参照記事】新しい学習指導要領の主なポイント(平成14年度から実施)
【参照記事】法務省 2010年(度)年報 登録外国人統計




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