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ミニマリストとは・意味

ミニマリスト

ミニマリストとは?

ミニマリストとは、「最小限の」という意味のminimal(ミニマル)から派生した造語で、必要最小限の持ち物だけで暮らす人のことである。自分にとって本当に必要で価値ある物だけを厳選することで豊かに生きることができるという考え方で、現代の大量生産・大量消費社会において、新しく生まれたライフスタイルである。

ミニマリストの特徴

ミニマリストの根底にある考え方は、ボランタリー・シンプリシティ(自発的簡素)である。具体的なミニマリストのライフスタイルは、大きく分けて以下の4つの特徴がある。

1、消費の制限:必要ないものを購入せず、衝動買いをしない。
2、物質的充足:物質的豊かさよりも精神的成長に関心を持つことや、複雑な機能よりもシンプルな機能を好む。
3、環境への意識:自給自足や、環境汚染のない生活に努める。
4、道徳的関心:購入したものをできるだけ長く使う、できるだけ長く使えるものを買う。

世界中の「大量生産・大量消費活動を見直す」ムーブメント

海外では、大量生産・大量消費活動を見直す取り組みが行われている。

  • グリーンフライデー
  • 反ブラックフライデー運動として、物を大切に長く使うなど、地球環境に配慮した消費を啓発する活動のことである。少ない資源で効率的な生産を行うために、様々な企業や消費者がサステナブルを視野に入れた生産・消費活動に取り組んでいる。イケアでは、サーキュラーエコノミーに貢献するため、ブラックフライデーの代わりにグリーンフライデーを導入し、家具買取サービスなどを実施している。

  • タイニーハウスムーブメント
  • アメリカでは、移動可能な小さな家に住むことは、大量生産・大量消費に対するカウンターカルチャーとして注目を浴びている。多くの物を所有することなく必要最低限のシンプルな暮らしを実現することを目的としている。

    まとめ

    ミニマリストは、単に環境面に影響を与えるのではなく、ライフスタイルや気持ちにもポジティブな影響を与えるといわれている。また、ミニマリストの考え方は、エシカル消費にも通じる部分がある。今後、SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」達成のためにも、個人でできることを実践するに当たり、ミニマリストの考え方を取り入れてみてはいかがだろうか。

    ▶ サステナブルに暮らすための、よりよい選択肢が集まる場所「Life Hugger」

    【関連ページ】 Less is Moreとは・意味
    【参照サイト】 千葉商科大学 時代を映す 新しい消費のカタチ-「ボランタリー・シンプリシティ」と「エシカル消費」-(全5回) 第1回 持たずに暮らす「ミニマリズム、ミニマリスト」とは?
    【参照サイト】 千葉商科大学経済研究所 消費スタイルの新潮流:倫理的消費とボランタリー・シンプリシティ




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