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オンデマンドエコノミーとは・意味

オンデマンドの動画配信サービスの写真

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オンデマンドエコノミーとは?

オンデマンド(OnDemand)は「要望に応じて」という意味で、オンデマンドエコノミーとは「需要が発生したそのときに、必要な分だけ商品やサービスを提供するビジネス」のことである。インターネットやEコマースの普及により、個々の消費者のニーズが生まれたときにそのつど対応することが可能になった。商品やサービスを得るために店頭へ出向く手間を省くことができるので、消費者からも支持を集めている。

オンデマンドエコノミーによりモノの供給効率が上がると、その分価格は低下する。(※以下の事例2・Uberなどが良い例である。)

すでに広く浸透しているオンデマンドサービスに、NetflixやAmazon Prime、Apple Musicなどといった動画/音楽の配信サービスがある。

運転手と客

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近年注目される新たなオンデマンドエコノミーの例

事例1)Airbnb(エアビーアンドビー)

Airbnbは、「部屋を貸したい人」と「泊まりたい人」をつなぐプラットフォームである。個人が所有している空き家や使わない部屋を宿泊先として提供するシステムで、予約ができる物件は191か国に500万件近く存在している。ホテルのように新たに施設を整備する必要がなく、初期投資のコストが大幅に抑えられる。また、宿泊者の異なるニーズに即したユニークな部屋を探すことができるという点も人気の理由のひとつ。

事例2)Uber(ウーバー)

Uberは、「移動手段を求めている人」と「好きな時間にだけドライバーの仕事をして収入を得たい人」をマッチングするサービスである。一般人が自家用車を使い、好きな時間にだけタクシー運転業を行うイメージだ。

既存のタクシーサービスの場合、タクシー会社が運転手を雇い、それぞれに車両を用意する必要がある。依頼が入るまでの待機時間や、離れた場所へ客を迎えに行くのにかかる時間や燃料のことも考えると、決してコストパフォーマンスが良いとは言えない。しかしUberの場合は、需要が発生したそのときに近くにいるドライバーがサービスを提供できるため、既存のタクシーサービスよりも効率が良いといえる。顧客側からは、予約から決済までがスマホアプリ上で完結し、価格がタクシーに比べて手頃な点などが人気。


このように、需要とサービスを効率的に繋げるオンデマンド・エコノミーは、確実に広がりを見せている。




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