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アンペイドワークとは・意味

アンペイドワークとは

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アンペイドワークとは?

アンペイドワークとは、市場経済の外で行われる無償労働のことで、おもに家事・育児・介護などを指す。似たような言葉として、シャドウワーク(影の労働)が挙げられる。

市場経済を基盤とする現代においては、「対価として賃金を貰う家庭外での仕事(ペイドワーク)」に重きがおかれている。2019年5月には、週刊誌の記事タイトルに「無職の専業主婦」という表現が登場し話題になった。これに対しSNSでは「主婦だって、365日休みなく家事や育児という立派な『仕事』をしている」「給与がないというだけで『働いていない』『社会に価値を生み出していない』かのように言われるのはつらい」などの声が上がっている。

家事に疲弊する女性

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賃金が発生していなくても、家事や育児がペイドワークと同じように大変な労力をつかう「仕事」であることには変わりがない。アンペイドワークは、生活を円滑にまわしたり命を守ったりするうえで欠かせない営みであり、生きている限り際限なく続いていくものだ。わたしたち皆にかかわることだからこそ、いま家事育児を担っている人だけに責任を押し付けたり、個々の問題として片づけたりしてはならないのである。

「外で働くのが偉い」「家庭での仕事をするほうが大変だ」というように、どちらが優れているかを競うことに意味はない。二項対立の構図をつくるのではなく、「見えない労働の重要性をあらためて考える」「どうしたら良い方向に持っていけるかを皆で考える」ことこそが重要なのだということを忘れてはならない。




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