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ブレインストーミングとは・意味

ブレインストーミング

ブレインストーミングとは?

ブレインは脳、ストーミングは嵐という意味だ。言葉を直訳すると、頭の中であれこれアイデアを巡らすことを意味する。

散歩やジョギング、音楽鑑賞、入浴、寝る前といったリラックスした状態で、自然と頭の中をアイデアが飛び交ったり、ひらめきが生まれたりすることがある。また、瞑想をするなどしてあえて神経を集中させ、色々と考えをひねり出そうとする場合もある。ただ、一般的にブレインストーミング(ブレスト)というと、集団で議論を行う際に各人のアイデアを出し合うことを指す。

グループの想像力を高める手法

米国でアレックス・F・オズボーン氏により提唱されたブレインストーミング。熟慮を重ねた考えを慎重に述べるというよりは、その時々の思い付きやヒラメキを気兼ねなくぶつけ合い、お互いのブレイン(脳)を刺激することで、話し合いを展開しようというものだ。

オズボーン氏はその著書「独創力を伸ばせ」の中で、ブレストを効果的に行うためには下記のルールが重要だと紹介した。

  • できるだけ多くのアイデアを出す
  • できるだけ幅広いアイデアを出す
  • 互いのアイデアをもとにして発展させる
  • 出されたアイデアに判断を下さない(批判しない)

ブレインストーミング

ブレインストーミングには、自由に言論できる場の空気づくりが欠かせない。他の人々の意見や立場を気にしすぎて、発言する内容が委縮するような雰囲気では、ブレインストーミング効果は半減してしまう。企業内の上下関係が存在し、上司の顔色を窺うような状況になっている場合は、注意が必要だ。上に立つ人が積極的に、フラットな言論の場を設ける努力をすることが肝要だ。

首尾一貫しておらず理論的な整合性が取れていないようなコメントや、一見非常識に聞こえる奇抜なアイデアであっても、ストーミング(嵐)の重要な構成要素である。グループ内の思考を刺激し、後々の議論において重要な役割を果たすこともあるから、軽視したり真っ向から否定したりしてはいけない。

人は、日常生活を送る中で、固定観念を形成している場合があり、これを取り払うことで、自由な発想力を生み出すことにもつながる。ざっくばらんに出てきた多くのアイデアを土台にして名案が生まれたり、それらが融合して斬新なアイデアが生まれたりすることが、ブレインストーミングの醍醐味だ。

ただ漠然と集中し、考えを生み出すことが難しければ、しりとりや連想ゲームといった手法を用いて、思考を促すこともできる。これらは、レクリエーション的要素があり、その場の雰囲気を和ませ、議論を活性化させることにも役立つ。

ブレインストーミングの成功の秘訣は、フラットな人間関係と、ひらかれた言論にある。従い、グループでブレインストーミングを行うことは、その集団そのものを高めることにもつながる。

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