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eスポーツとは・意味

eスポーツとは

eスポーツとは?

エレクトロニック・スポーツ(Electronic sports)を省略したもの。リアルタイムストラテジーや、格闘ゲーム、スポーツゲームといった競技性のあるコンピューターゲームやビデオゲームを、ローカルエリアネットワーク (LAN)やインターネットを介して、複数の人数でプレイし、結果を競い合うものを、「スポーツ・競技」という位置付けでeスポーツと呼ぶようになった。電子競技ともいう。

ゲームにおける黎明期から、勝ち負けや結果を競うゲームは存在し、大会も数十年前から行われている。しかし現在は、高額な賞金をかけた世界規模の大会なども開催されており、eスポーツと名付けられたことで、ゲームは「スポーツ」としての地位を築いているようだ。

通常のスポーツとは違い、eスポーツは体を動かすことは少ない。スポーツでありながら、身体能力ではなく、ゲームをプレイする技術により競われるため、年齢、性別、体格、身体の障がいに関わらず対戦することが可能なのが、eスポーツの魅力の一つだ。医療や福祉の分野で、リハビリやレクリエーションの手法としても普及が進んでいる。

「プロスポーツ」として急速に普及

eスポーツの大会
eスポーツのなかでも、特にプロゲーマー(大会の賞金やスポンサー契約で稼ぐゲーマー)が集まっているゲームは「プロスポーツ」と呼ばれる。たとえば、ライアットゲームズが開発した「League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)」、ブリザード・エンターテイメントの「StarCraft II(スタークラフト2)は米国政府からプロスポーツ認定を受けており、外国人選手向けにアスリートビザも発行されている。日本で認証を受けているのは、バンダイナムコグループの「鉄拳シリーズ」だ。

eスポーツの大会は、今や世界中で行われている。そのうち、Cyberathlete Professional Leagueや、World Series of Video Games、World Cyber Gamesなど、プロフェッショナルeスポーツの競技会として広く認められている大会は8つだ。競技人口は1億人以上といわれている。

また、eスポーツを観戦したい“ファン”は世界で約4億人おり、大きな大会では、会場を多くのファンが埋めるという。テレビやインターネットのストリーミングサービスを通して、大会の中継もされる。

近年は、プロのサッカークラブが、サッカーゲームのeスポーツチームを設立する例も増えてきた。日本でも、Jリーグやクラブ単位でサッカーゲームの大会を開催するようになっており、ファン開拓や交流の手段として、eスポーツを活用している。アジアオリンピックの公式種目にも、ウイニングイレブン、クラッシュ・ロワイヤル等のeスポーツが採用されたことで、eスポーツを学ぶコースが設立され本格的に育成も行われるようになった。日本国内のeスポーツは、日本eスポーツ連合(JeSU)が統括する一方で、独自の取り組みも数多く存在するのだ。

eスポーツ人口は、これからますます増えるといわれている。身体能力に関係なく、どんな人でもゲームの技術があれば参加できるeスポーツは、インクルーシブなスポーツのあり方を普及するのに一役買うのではないか。




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