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Medtech(メドテック)とは・意味

Medtech(メドテック)

Medtech(メドテック)とは?

IoTや5G などの情報技術を医療分野に活用する取り組みのこと。Medical(医療)とTechnology(技術)を組み合わせた造語である。

例えば、インターネット上での医療サービスの提供、診断機器や医療機器のIoT化、健康維持・増進を促すようなモバイルデバイスやアプリケーションなどがMedtech(メドテック)の領域にあたる。

Medtech(メドテック)は、病気の予防から、診断、治療、病後の経過観察まで、様々なステージで活用されている。以下は、活用シーンの一例だ。

  • AIによる画像診断
  • 手術支援ロボットを用いた手術
  • がんなどの病気の早期発見
  • センサーによる認知症の早期発見
  • オンライン診療サービス
  • 医療従事者間、医療従事者・患者間のコミュニケーションツール
  • VRによる腕や足を切断したあとの痛み緩和
  • 新薬の開発
  • 患者向け健康管理アプリ

Medtech(メドテック)のメリット

(1)医療従事者の負担軽減

Medtech(メドテック)の活用により遠隔での診断や、病院間の連携が可能となり、医療需要を抑えることができる。近年社会問題となっている、高齢化による受診者の増加や、医療従事者の人員不足の解決にも繋がる。

(2)予防医学の発展による医療費の抑制

Medtech(メドテック)を活用した健康管理アプリや検診などは、病気の予防や早期発見に役立つ。通院や入院をせずに済むことで、患者の医療費を抑えることができる。

(3)新薬の開発に貢献

患者の診察データや人体データを集積することで、より有効性の高い成分を早く見つけることができ、開発期間の短縮と、費用の削減が期待できる。

Medtech(メドテック)サービスを展開する企業

株式会社Lily Medtech(日本)

乳がん発見のための乳房用超音波画像診断装置の開発を目的としたベンチャー企業。受診者はうつぶせになってベッドに開いている穴に乳房を入れるだけ。撮影された乳房内部の画像をもとに診断される。従来の乳房を圧迫するマンモグラフィ検査とは異なり、痛みや放射線被ばくの心配がない。

Lily Medtech

Forward(アメリカ)

「アップルストアのような医療施設」を作ることを目指したサービスを展開する企業。月額会員費を支払うことで、健康管理プログラムや24時間いつでも医師に相談できるサービスが受けられる。

Forward

Medtechの今後の展望

高齢化に伴う医師不足や、医療費の高騰により、自分の健康を自分で管理するためのMedtech(メドテック)のニーズはさらに高まると予想される。現在運用されているもの以外にも、今後はがんの早期発見、糖尿病網膜症の早期発見、介護職の負担軽減など、さらに幅広いサービスに役立つだろう。




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