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モバイルワークとは・意味

モバイルワーク

モバイルワークとは?

モバイルワークは、オフィスから離れて仕事をする「リモートワーク/テレワーク」の中でも、特に移動中や顧客先などでノートパソコン、スマートフォン、タブレット等を用いて仕事を行うことを言う。「モバイル勤務」とも呼ぶ。

モバイルは英語で「移動」を意味し、転じて「携帯電話」という意味でも使われる。スマートフォンや5Gといった情報通信技術(ICT)の革新で、モバイル・インターネットが飛躍的に進歩し、最適化されたモバイル・アプリ等が開発されたことで、携帯でのコミュニケーションや作業が非常に便利になった。モバイルワークとは、そんな時代に生まれた次世代の働き方だ。日本政府も、働き方改革としてモバイルワークや「リモートワーク/テレワーク」を推進している。

モバイルワークのメリットとデメリット

モバイルワーク導入のメリットは、働き方の多様化と効率化だ。場所を問わず働けることで、その日のコンディションに合わせた働き方や、自分の力が十分に発揮できる働き方ができるようになった。業務内容によっては、効率が上がるという声も多い。営業担当者は元々、社外を歩き回り取引先をまわっているため、モバイルワークはなじみやすい。

また、フリーランスや自営業者、会社役員などで厳密な労務管理が必要ない場合も、モバイルワークを導入しやすい。そして、多様な働き方ができる魅力的な職場(仕事)を労働者に提供できれば、人材確保の面でも有効だ。

しかしモバイルワークは、労務管理が難しいという一面もある。仕事中はずっとパソコンのカメラをオンにしていたり、端末を使用している時間をカウントしたりという方法も採られている。労働者としては自由を感じにくいという側面があるため、企業と従業員の間で、モバイルワーク運用についての理解を深める必要があるだろう。

そして、移動中でも仕事ができるということで公私の線引きが不明確にもなりうる。終業後に社外でも、臨機に仕事に対応する等して時間外労働が発生する懸念もある。

モバイルワーク導入のデメリットの中でもリスクが大きいのは、社外で機密情報を扱うことになるというセキュリティ面だ。端末を持ち歩くと紛失や盗難のリスクがあり、立ち寄る先々でWi-Fi接続を行ったり、オンラインツールを使用したりすることで、他者が不正にアクセスするきっかけを与えてしまう場合もある。

画期的だが、課題も多いモバイルワーク。新たな働き方の更なる改善に向けて、セキュリティの確保と、新時代に即した人々の意識改革が必要となる。

【参照サイト】テレワークにおける適切な労務管理のためのガイドライン




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