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フードテックとは・意味

フードテック

フードテックとは

フードテックとは、食に関する分野に最先端技術を取り入れ、新たな食物を開発したり、既知の課題を解決する分野のこと。「食」を意味する「food」に、テクノロジーを意味する「tech」にがついた造語である。具体的には、昆虫食代替肉などの開発、ブロックチェーンやIT技術を使った管理などが挙げられる。

フードテックが生まれた背景

近年の気候変動や新型コロナウイルス感染症の流行などによって大きく変わっていく地球環境と社会の中で、持続可能な食料供給とそれを可能にするシステムの形成に関心が高まっている。また、世界的な人口増により今後予想され得る食料需要の増加も、食に関する新たな技術開発を促進させる一因となり、フードテック産業の世界的な成長を後押ししている。

つまり、単なる技術開発にとどまらず、食料問題、健康・栄養問題、食料安全保障、気候変動、労働力不足など、多様な社会問題の解消が求められている分野であると言える。

フードテックの事例

代替食

安定したタンパク質の供給を目的として、昆虫食や代替肉をはじめとした様々な代替食が開発されている。その背景には、予想されるタンパク源の供給不足に加えて、地球環境への負荷や動物愛護、健康などの観点から、肉食を避け、菜食中心の食生活を選択する人が増えていることがあげられる。

IDEAS FOR GOODの記事で過去にご紹介したオムニミートなども、日本でも手に入る代替肉の一つだ。また肉以外にも、フィッシュフリーなツナやハチを使わないはちみつ卵の代替品など、動物を犠牲にすることなく、出来る限りその味に近づけた代替品が多く生まれている。

IT技術を使った流通の効率化

食の流通・制作に関する分野でも、調理ロボットやITの活用など、様々な技術革新がみられる。コーヒー豆カカオの生産から消費までをブロックチェーンで管理する技術などが、例のひとつとして挙げられるだろう。

サステナブルな食糧生産

従来の生産方法を技術で一新することも、フードテック分野で注目されている技術の一つである。今まで養殖場で行われていた魚や貝の生産を、陸上の水槽内部で再現できるようにする陸上養殖なども、フードテックの目指す未来のひとつだ。すでに野菜に関しては、自宅の水槽で育てられるアクアポニックスなどが日本でも広まりつつある。

フードテックの作る未来

日本では農林水産省が官民協議会を立ち上げるなど、新たな成長産業として注目されている。それは、人口減による第一次産業の労働力の減少が避けられないためだ。農林水産にかかるコスト削減や消費者の新たな需要の創出を通じて、農林水産業内の生産性・所得向上につながることが期待されており、政府の支援事業も活発に行われている。

フードテック官民協議会の運営する「FOODTECHLab」では、数多くの企業による最新事例が取り上げられている。また、IDEAS FOR GOODでも、「フード」カテゴリから、世界中のフードテック事例を閲覧することが可能なので、興味のある方は是非読んでみてほしい。フードテック分野は、まさしく日進月歩の産業なのである。

【参照サイト】農林水産省大臣官房政策課食料安全保障室 2050年における世界の食料需給見通し
【参照サイト】「代替肉」「陸上養殖」など フードテックを成長産業に NHK政治マガジン
【参照サイト】FOODTECHLab
【参照サイト】Foovo




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