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マインドフルネスとは・意味

マインドフルネス

マインドフルネスとは?

今、この瞬間に意識を向けること。過去や未来ではなく、今自分の周りで起こっていることに注意を集めること。マインドフルネスとは、仏教の経典で使われているパーリ語の「サンマ・サティ(漢語では正念)」のサティの英訳である。日本語の類語としては、気づき、集中、注意深い、などがある。

マインドフルネスを実践するための瞑想

注意深く気づいている、マインドフルな状態に自分を持っていくための代表的な方法が「マインドフルネス瞑想」だ。マインドフルネス瞑想の体や脳への効果が多くの研究で示され、アップル、グーグルといった企業が社員研修の一環としてマインドフルネス瞑想を導入したこともあり、実践的で合理的な瞑想という印象が広まった。

瞑想方法は、体の各部分に注目するボディー・スキャンや、歩きながら行う歩行瞑想法など様々な種類があるが、いずれの場合も呼吸法が土台となる。つまり自分の呼吸に意識を集中させることで雑念を減らし、「今ここに存在する」という感覚をつかむことが基本となる。

マインドフルネス瞑想の効果

マインドフルネス瞑想の様々な効果が明らかになっているが、例えばビジネス上のメリットとしては以下が挙げられる。

  • 怒り、哀しみといった感情を上手く取り扱えるようになり、人間関係が良好になる
  • 集中力が向上し、仕事のパフォーマンスが上がる
  • 意思決定能力が高まる
  • ストレスが軽減される

またマインドフルネス瞑想は精神的な効果だけでなく、以下のような身体的効果が生じることも示されている。

  • 睡眠障害、めまい、背中の痛みなど、慢性的な健康問題が解消される
  • 減量や健康的な食生活につながる
  • 免疫力が高まる

医療におけるマインドフルネス

マインドフルネス瞑想は、様々な心理療法にも取り入れられている。そのうち主なものとしては、マサチューセッツ大学の分子生物学者であるジョン・カバットジン博士が開発したマインドフルネスストレス低減法(MBSR)、マインドフルネスストレス低減法の技法と認知療法の技法を組み合わせたマインドフルネス認知療法(MBCT)がある。




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