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カーボンフットプリントとは・意味

CO2

Image via Pixabay

カーボンフットプリントとは?

カーボンフットプリントとは、Carbon Footprint of Productsの略称で、頭文字をとってCFPまたは単にCFと略されることもある。

商品やサービスの原材料調達から製造、輸送、消費後の廃棄、リサイクルに至るまでのライフサイクル全体で排出された温室効果ガスをCO2排出量に換算して「見える化」し、商品やサービスに分かりやすく表示する仕組みのことである。この数値が大きければ大きいほど、環境への負担が大きいということになる。

カーボンフットプリントで商品ごとのCO2総排出量を「見える化」することで、消費者がCO2排出量の少ないものを選択できる機会を提供する。さらに生産者にも、より排出量の少ない原料や生産・加工工程が選択できる機会を提供することができる。

エコロジカルフットプリントとの違いは?

エコロジカルフットプリントとカーボンフットプリントは両方とも、人間の活動が環境に与える影響を示している。

エコロジカルフットプリントは、人類が地球環境に与える負荷の大きさを測る指標のことをいい、人々が地球上で消費する総資源と、それらの資源を賄うために必要な土地と水域を比較したものである。カーボンフットプリントも資源使用量を扱うが、化石燃料の燃焼によって放出される温室効果ガスに焦点を合わせているのが特徴だ。

日本での動き

日本では、経済産業省をはじめとした4省庁が、2009年〜2011年にかけての3年間で「カーボンフットプリント制度試行事業」を開始した。2012年4月からは社団法人産業環境管理協会が国の事業を引継ぎ、「CFPプログラム」の運用を始めている。

カーボンフットプリント検証は2020年3月31日を持って新規申請受付は終了しているが、カーボンフットプリント宣言認定製品は現在(2020年10月時点)までに1,708件あり、2025年3月末まで社団法人産業環境管理協会のサイト上で公開される。登録公開企業には、シチズン時計株式会社や株式会社日立製作所、富士ゼロックス株式会社など大手企業も多数登録されている。

2017年4月からは一般社団法人サステナブル経営推進機構が行う「エコリーフ環境ラベルプログラム」と統合して「JEMAI環境ラベルプログラム」を開始、2019年10月からは一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)に運営を移管し、現在は「エコリーフ環境ラベルプログラム」と名称変更した。

【参照サイト】 CFPプログラム
【参照サイト】 エコリーフ環境ラベルプログラム
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